●相談内容
自動車整備会社を営んでいましたが、業績不振で収入が減少しローンの支払いができなくなり、とうとう銀行から一括請求がきました。高齢の母親は認知症の症状が出始め、医者からあまり環境を変えない方がよいと言われています。そのため、引っ越しだけは避けたいと思っています。なんとか住み続ける方法はありませんか? ●毎月の収支 月額ローン支払 140,000円 月額収入 不定 ●その後のWさん 一括返済の請求が届くと「期限の利益の喪失」がされているため、分割弁済ができなくなってしまいます。 Wさんの住み続けたいというご事情を考慮し、ご親戚や知人に買い取ってもらうか、投資家の方に買い取ってもらい賃貸で住み続ける方法をご提案しました。 奥様のご親戚の方が買ってくださるとの事で、債権者に事情を説明し交渉後、査定金額の2400万円で任意売却が成立しました。 |
●Wさんより
妻の親戚とは賃貸借契約を結び、毎月賃料を支払って住み続けることができました。親戚に情けないお願いをすることになりましたが、親戚との話し合いも直接説明してくださり助かりました。また、債権者への事情の説明もしてもらい交渉の結果、査定額の2400万円で任意売却をすることができました。債務は残りましたが、月々無理のない金額で返済することになり助かりました。
●相談内容
マンション購入の時の収入は400万円で支払いにも余裕があったのですが、徐々に会社の業績が悪化し、給与が25%カット、加えてボーナスも減少し住宅ローンの支払いが心配になってきました。借金はしたくありません。なにか方法はありますか? ●毎月の収支 月額ローン支払 120,000円 月額収入 210,000円 ●その後のOさん 早めの相談だった事、他に借金等が無かった事、また査定額と残った債務の額が同じくらいだった事などから早期の売却をお勧めしました。相談当初は自宅を手放したくない気持ちが強く、どうにか維持できないかとお考えでしたが、奥様の勧めもあって売却されることになりました。 幸いにも売買代金で全額返済ができ、債務も残らずに解決する事ができました。 |
●Oさんより
ローンの返済が心配になり、他から借り入れをしないとダメかと思い悩んでいましたが、面談を繰り返すうちに早期の売却がいいことがわかりました。妻も無理はせず子供のためにも日々の生活を大事にしようと言ってくれました。売却後は賃貸アパートに引越しをして新生活をスタートさせました。納得して売却ができ、早めに相談をして良かったと思っています。
●相談内容
住宅金融公庫(現:住宅金融支援機構)のゆとりローンをくみました。当時の私は「雇用は一生保証され給与は増え続けるだろう、不動産は買ったら価値が上がっていくだろう」と甘く考えていました。購入当初の5年は家賃並みの支払いということもあり、子供が生まれてくることを機に購入を決めました。 ところが、5年を過ぎたころから収入は徐々に減少し、このままではローンの支払いが厳しくなると考え転職をしました。給与は増えたものの残業が多く体調を崩してしまいその会社も辞めてしまいました。しかし、その後転職先が見つからず、やむを得ず派遣社員の収入で生活しています。生活はとても厳しいです。住宅ローンは2か月滞納中です。競売しかないのでしょうか? ●毎月の収支 月額支払 158,000円 月額収入 175,000円(Kさん 130,000円、妻パート 45,000円) ●その後のKさん 「ゆとりローン」は平成4年にマイホームの夢がかなうローンとして脚光を浴びました。当初5年間は非常に少ない返済額に設定されていていますが、6年目と11年目に返済金額が一気に増え、条件にもよりますが6年目にはおよそ1.5倍になるケースも珍しくありません。ゆとりローンは勤務年数に比例して給与・ボーナスが上がっていくこと、終身雇用の確立、購入した物件が将来も相応の価値を保つことを前提として成り立った仕組みです。その仕組みがまったく当てはまらない現在では借りた人たちが返済に困窮してしまう状況になるのは当然のことかもしれません。その後、マスコミ等で「国家ぐるみの巨大詐欺ではないか?」とも報道され社会問題にも発展し、平成12年4月にはゆとりローンは廃止になりました。しかし借りた人たちの返済は今も続いているのです。 現在のKさんの収入を考えると、生活すること自体が厳しい状況です。債務超過でも任意売却というやり方で解決の方向を見出すことは可能です。 |
●Kさんより
自宅マンションは任意売却によって1,980万円で売却ができました。収入が少なく引越代の捻出も厳しい状況でしたが、交渉して頂いて多少の引越費用を得ることがでました。子供たちはそれぞれ独立し、夫婦で賃料65,000円のアパートに引越をしました。残った債務は少しずつ返済しようと思っています。
●相談内容
不景気で会社が倒産、運良く再就職先は見つかりましたが、収入が半減したため、カードローンでお金を借り、そのお金で住宅ローンの返済を行っていました。しかしカードローンの限度額が一杯になり、とうとう督促状が来てしまいました。今後どうして良いかわからず不安で一杯です。 ●毎月の収支 月額ローン支払 138,000円 月額収入 189,000円 ●その後のMさん 弊社からのご説明により、任意売却を決断されました。債権者である金融機関は、債権交渉において過去弊社との取引があった事から迅速な対応をしていただき、ご依頼から売却まで短期間で解決する事ができました。依頼を受け2ヵ月後に売却、残った債務の支払いが落ち着くまでという条件で奥様の実家で新生活をスタートされました。その後、Мさんは弁護士に相談され、債務整理をされたようです。 |
●Mさんより
中学生の長男の卒業式が3月に控えていたので、引越しの時期を予定より1か月延ばしてもらい、息子を3年間通った学校で卒業させる事ができました。 このような細かい希望も買主さんと交渉して頂けたので助かりました。ローンの支払いが滞った時にその場しのぎでカードローンを利用してしまいましたが、もっと早く相談していれば悩むことも少なかったのではないかと思います。本当に感謝しています。
●相談内容
5年前に離婚。マンションの名義は1/2ずつの共有名義でしたが、離婚を機に元夫に全て移しました。マンションには元夫がそのまま住むという事でしたので、元夫がローンを支払っていく約束をしていました。しかし、先日銀行から督促状が来ました。元夫がローンの支払いを滞納し、債権回収に移る内容が記載されていました。元夫に連絡をとると会社が倒産しアルバイトで生活しているがローンも支払えないから自己破産すると言います。 私は専業主婦で、子供に学費がかかり生活にも余裕がありません。現在の夫にも迷惑をかけたくありません。連帯保証人を外れることはできないのでしょうか? ●その後のAさん ローンを組んだ際に「金銭消費貸借契約書」の連帯保証人の欄に署名捺印している以上、その契約は有効で離婚しても連帯保証人は外れることはありません。連帯保証人は「連帯」という文字が表すように主債務者と同じ債務の請求を受けます。自分が借りたと同じことです。元ご主人が自己破産すれば、A様に全ての請求がきます。元ご主人がローンを支払えないまま放置すると競売になります。競売だと時価の6〜7割程度で落札される事が多いうえに、競売申立て費用や遅延損害金等、残る債務が増える一方です。任意売却することで競売を回避し、少しでも債務を減らし今後の返済計画を元ご主人と話し合いをする事をお勧めしました。 今回の所有者は元ご主人なので、直接お会いしてお話をさせていただきました。 ●元夫の状況 月額支払 150,000円 管理費・修繕積立金月額 21,000円 月額収入 120,000円 滞納7ヶ月目、競売申立て寸前で債権者に任意売却を申し出て競売を回避することができました。 |
●Aさんより
元夫は任意売却のこと自体知らなかった様で、任意売却ということができるということを知って安心したようでした。その後、2800万円で売却できました。債務は700万程残りましたが、元夫が支払いをしていくことで話がまとまりました。今回の件では迷惑をかけたと元夫は謝ってくれました。